「ひらめきを形にするのが好き」

まだ娘たちが小さかった頃、地域の子どもたちを集めて創作教室を開催していました。
身近な材料で何か出来ないか…常にアイディアをノートに書き留めて、子どもたちに工作や料理、手芸を教えていました。
ある年の夏、ふとしたきっかけにより、麻ひもをダンボールで両面織りする技法である「輪織り」が誕生したのです。

記念すべき、最初に作ったバッグはこれ!

「輪織り」は思わぬ発見がきっかけ

自分用の夏バッグが欲しくて家にあった麻ひもとダンボールを使い「縦糸を両面にぐるぐるかけて横糸を通せば、輪になった織り地が出来るかな?」と、ふとひらめいて作ったのがおりりんの原型です。

子供たちの造形教室を開いていたときに、木枠に釘を打ってフレーム織りをしたり、木の枝を組み毛糸で織物をして楽しんだ経験などから、ダンボール板を使って両面一気に筒状に織る方法をシンプルに思いつきました。
工作の要領で織り機を作り、シャトルは食品トレイを切って使い、クシは100円ショップで買ってと、とにかく身近にある素材を使って誰でも手軽に輪織りを楽しめるように考えたのがこの「エコおりりん」です。

2002年に「簡易両面織り機」として実用新案を取得し、2012年「おりりん(織り輪)」の名前を付け、商標登録を取得しました。

ダンボール板の上下に切り込みを入れ、縦糸を両面続けて巻きながらかけ、その縦糸を一本おきに手で拾い上げながら横糸を通し、織り目を詰めるようにクシをかける。表面を織ったら、織り機をひっくり返して裏面を続けて織る。このシンプルな動きを繰り返すことで、織り機を抜くと筒状や袋状の輪っかになった立体的な織り地が出来上がります。

実際に、「おりりん®」を使って輪織りポシェットを作っている様子を動画にて紹介しています。

身近にあるダンボールで、自分が作りたいと思うサイズの織り機を作ることが出来ます。
様々な形の、実用的な輪織りバッグ作りを学べる各種レッスンもご用意しております。

「おりりん®」にはダンボール製と樹脂製があります

このダンボール版の織り機をもとに、楽習フォーラムの輪織りバッグ認定講座用の教材として共同開発し、様々な工夫を入れて改良されたのが樹脂製の「おりりん®」(*実用新案取得済み)です。

ダンボール箱から探すのはちょっと面倒だけど今すぐ輪織りをはじめたい方や、大勢でいっしょにおりりんを楽しみたい方、あこがれのおりりん先生になって輪織りの教室を開いてみたい!そんな皆様に活用していただければと思います。

ダンボール製は「ecoおりりん®」という名称で販売しております。

「ecoおりりん®」と「おりりん®」どちらも輪織りが出来る両面織り機ですので、みなさんの用途に合わせてお楽しみください!

「おりりん®」や麻ひも、その他輪織りバッグを制作するにあたって必要な道具はBASEにて販売しております。
歌川智子の作品(輪織りバッグ、手織り服など)と手染め麻ひもはcreemaにて販売しております。

また、各種イベントや個展など、直接購入する機会もございます。アメブロにて最新情報を毎日更新しています。

購入方法が分からない場合は📩お問い合わせフォームまでお願いします。