輪織りで社会貢献プロジェクト!就労継続支援B型事業所向けに輪織りの技術指導を始めました
先日、ある就労継続支援B型事業所(以下、B型事業所)の方から、「利用者さんに輪織りで作品を作ってもらい、お店で販売したい」という話がありました。
障がいがあっても取り組みやすい織物に興味はあったものの、大きな機織り機をいくつも導入するのは経費がかかるし取り扱いも難しい。
特別な道具がなくても作れて仕上げも簡単な輪織りなら、利用者さんとスタッフの双方が無理なく作品作りができるのでは?と大きな期待とともにご依頼をいただきました。
私はとても感動し、その気持ちに応えたい!と、このプロジェクトを立ち上げました。
以前から、輪織りを認知症予防や障害者支援に活用してほしいと思っていました。
この要望には前向きに検討を重ね関係各所と調整をした結果、一定の条件のもと、B型事業所向けに「輪織り」の技術指導、及び作品の制作販売を許可させていただくことにいたしました。
事業者様のご事情も拝察したうえで、こちらとしても柔軟に対応できればと考えております。
障害がある方の自立支援のため輪織り作品の制作販売を検討されている場合は、お気軽にお問い合わせください。
B型事業所向け技術指導の特徴
1.B型事業所利用者向け技術指導の目的に限り、輪織り認定講師の資格を有さなくても指導できるシステム
今まで、輪織りの技術を他の人に教えるためには「輪織り認定講師」の資格取得を必要としていました。
しかし、利用者さんに技術を教えるためだけに事業所のスタッフに「輪織り認定資格を取得していただくのは時間がかかりすぎることと、事業者側の負担が大きいこと]
が問題点でした。
そこで、双方にて契約書を交わすことにより、「B型事業所利用者向け技術指導の目的」に限り当協会の定めた技術指導講習を受講していただくことで、認定資格がなくても指導を可能といたしました。
2.技術指導はオンライン可、日本全国のB型事業者で輪織り作品の制作・販売が可能に
輪織りの技術指導講習は、B型作業所で利用者様にご指導いただく担当者様にご受講いただきます。
その際、講師は代表歌川だけでなく、日本輪織り協会が指名した輪織り認定講師が行うことがあります。
また、オンラインでの技術指導も可能ですので、全国どこのB型事業所でも輪織り作品の制作・販売が可能になります。
3.有料の技術指導を受講いただければ、その後の販売手数料はいただきません
B型作業所と日本輪織り協会の間で契約が成立し、有料の技術指導を受講していただくことによって、日本輪織り協会として一定の品質を確保していると考えます。
よって、その後の販売手数料や契約更新料などの費用は一切かかりません。
作品の価格設定も自由に設定していただいて問題ありません。
4.日本輪織り協会と事業者様で契約を交わすことで、お互いの立場を尊重したうえで良好な関係構築
日本輪織り協会として、社会貢献活動に輪織りを採用してもらえるのはとてもうれしく、積極的に協力したいという意向はあります。
その際にお互いに契約を交わすことにより、一定のルールのもとでご活用いただくことをご理解いただき、将来起こりうるトラブルを未然に防ぐという目的があります。
B型作業所において輪織り作品の制作・販売をするには
1.日本輪織り協会にお問い合わせいただき、B型事業所様のご要望を詳しくお聞きした後、技術指導内容をご提案いたします。
2.確認後、日本輪織り協会とB型事業所において契約を交わします。
3.B型事業所に通所する利用者様へ指導するご担当者様が、日本輪織り協会が指定した講師から技術指導(有償)を受けます(担当者様の手芸経験や講習希望内容よって、回数は異なります)。
4.契約の範囲内で、技術指導を受けた担当者から輪織りの技法を習った利用者が制作した輪織り作品を、B型事業所が主体となって販売します。
(画像は作品例のイメージです)
このプロジェクトが、日本輪織り協会としてB型作業所および利用者さまのお役に立てて充実したものになることを願っています。
問い合わせ先
日本輪織り協会代表 歌川智子
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