【輪織りで社会貢献プロジェクト】実例紹介① 夢が実現!輪織り作品販売ついにスタート
2024年初夏、東京都日野市にある就労継続支援B型事業所「やまぼうし平山台」様より「利用者さんに輪織りで作品を作ってもらい、お店で販売できるようになりたい」とご相談がありました。
輪織りの技術指導をスタッフに伝授、利用者さまに教えるという仕組みに
歌川が作業所スタッフのお1人に輪織りの技術指導を開始したのが2024年6月頃。
その後、作業所にて輪織りを毎日の作業として取り入れました。しかし、輪織りの仕組みを利用者さんに覚えてもらうまでの過程がとても根気が必要だったそうです。
最初は中々上手くいかなかったのですが日々粘り強く続けていたら、ある時突然、ストンと急に理解する瞬間が訪れました。慣れてきたら、みなさん理解が出来るようになったようです。
一度仕組みを理解した利用者さんは自分で作業できるようになり、余り毛糸や裂き布を使い、それぞれが創意工夫したデザインでオリジナルバッグが作れるようになりました。
【参考記事】
➡️輪織りで社会貢献プロジェクト!就労継続支援B型事業所向けに輪織りの技術指導を始めました
「輪織りを始めて数か月とは思えない完成度」にまで上達
11月、世田谷にて開催された第3回おりりんピック総選挙の際に、やまぼうし平山台のみなさまの輪織り作品を展示したところ大変好評でした。
「独特の色合いが素晴らしい!」「織り目が揃っていてとてもキレイ」「輪織りを始めて数ヶ月とは思えない完成度」など、たくさんの嬉しい声をいただきました。
輪織りを導入してからほんの数ヶ月で高いレベルの作品を制作できるようになったことはとても驚きましたし、みなさまの声に利用者さんは大きな自信をつけてくれました。
代表歌川が「やまぼうし平山台」を訪問
12月、歌川が「やまぼうし平山台」を訪問した際、創意工夫を重ねて輪織り作品を作っている様子を目の当たりにし「諦めず続ける事で自信が持てた!」「自分の作品がお店に並んでるのが嬉しい」「おりりんで作品を作るのがとても楽しい」の言葉をいただき、より良い作品を作るための質問を積極的にされている利用者さんの姿にさらに感動いたしました。
2025年にはついに夢が実現し、カフェでの展示販売やイベント出展を開始します。
たくさんの方々に「やまぼうし平山台」の輪織り作品を手に取っていただけます。
根気よく指導を続けてくださったスタッフのみなさま、自分で作ったものが認められる喜びを体感してくださった利用者のみなさまに、心からの敬意と感謝を送らせていただきたいと思います。
就労継続支援B型事業所「やまぼうし平山台」ご担当者様のご感想
利用者の変化
・最初はなかなか上手くいかず諦めがちだが根気強くやっていくと、ある時にストンっと入る瞬間がある。そのわかった!という感覚の喜びと、諦めなかったら出来るようになる事もあるんだ という成功体験に繋がった。
・またその感覚を味わった利用者さんは、おりりんをスタートしたてで苦戦している利用者さんに対し、とても前向きなアドバイスをしてくれるのには驚いた。
導入のメリット
・理解するまでは作業指導するのに時間はかかるが、一度理解してしまうと利用者さんが自分で作業ができる。
・織る事以外にも内袋を作ったりショルダーの紐を編んだり、布を裂いたりと、作業を細分化する事で、利用者それぞれが得意分野を活かした仕事作りができる。
就労継続支援B型事業所様向けに輪織りの技術をお伝えします
地球に優しく人に優しい輪織りの可能性がもっともっと広がるよう、日本輪織り協会は「輪織りで社会貢献プロジェクト」にご賛同くださる作業所さんや講師希望者を募っております。
障害がある方の自立支援のため輪織り作品の制作販売を検討されている事業所様、講師となって輪織りを伝えたい方、日本輪織り協会までお気軽にお問い合わせください。
日本輪織り協会代表 歌川智子
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就労継続支援B型事業所「やまぼうし平山台」利用者さまの作品販売場所
常設販売
れんげcafé( 東京都日野市日野本町6丁目1−3 市民の森ふれあいホール内)
イベント販売
輪織りコンクール受賞作品展で期間限定販売
開催日:2023年1月22日(水)~25日(土)
開催時間:10:00~17:00(22日は11時より、25日は15時まで)
開催場所:ものづくり館 by YKK(秋葉原駅より徒歩5分)