着物一反丸ごと使ってリメイク オーダーメイドのお知らせ
お気に入りの着物だけど、もう袖を通すことはないのでどうしよう…。
大切な形見の着物だけど着付けができないので勿体無い…。
タンスに寝かせたままの大量の着物、二束三文で処分するには忍びない…。
私の裂織り作品をご覧になって、「うちにも着物があるのよね〜」って声をたくさんお聞きしてきました。
思い出の詰まった着物をリメイクで生まれ変わらせ、裂き織りの手織り服&バッグや小物などで素敵なトータルコーディネートが出来るのです。なかなか他所では見かけない「一反の着物を丸ごと全部使ってリメイクオーダーメイド」のご提案をいたします。
Table of Contents
着物の布地はすごく上質、使わないのはもったいない
上質な反物には絹が使われていることが多く、肌触りが抜群で洋服に仕立てても大変着心地が良いのです。また、着物を割いて「裂き織り」という技法を使い、手織りの織地としてバッグや小物、洋服のアクセントとしてリメイクすることも可能です。
【参考記事】上質な着物が生まれ変わる!「裂き織り」は江戸時代から受け継がれたリサイクルの知恵。
裂き織りバッグや小物は、大人気の定番作品
過去にも個展などで裂き織りの小物やバッグを販売することがありましたが、いつも大人気で、展示して即日で売れてしまうものもあるほど。
一つとして同じものがないので、一期一会の出会いを楽しまれる方に愛されてる作品たちです。
裂き織り作品の一例
コースターやポーチなどの小物から、バッグや洋服まで多彩な作品に生まれ変わります。
織地のどこを使うかで表情が全く変わるのが面白さ。もちろん、すべて一点ものです!
着物一反あれば、トータルコーディネートのご提案ができる!
今までは、色々な着物地を組み合わせてバッグや洋服にリメイクしていましたが、常連のお客様から「母の形見の着物を丸ごと使い切って作品にして欲しい」とのご要望をいただいたのがきっかけで、「一反を丸ごと使ったら、どれくらいの手織り服やバッグが作れるんだろう」とチャレンジ魂に火が付き、いざ作ってみたら統一感があってとてもオシャレな作品に生まれ変わったので、この感動を味わっていただきたいと、トータルコーディネイトのご提案に繋がりました。
トータルコーディネイト作品の一例
一反の着物で、チュニック・大判トートバッグ・ショルダーバッグ・ポーチの4作品が作れます。
七分袖チュニック
元の着物地を大胆に使い、袖部分に裂織りをあしらっています。
シルク素材の滑らかさが十分に生かされた、着心地抜群の手織り服です。
襟の形や袖の長さなど、お好みに合わせて変更も可能です。
裂織りバッグ
大判トートバッグやショルダーバッグなどお好みに合わせて大小様々な形でお作りします。
裏地には元の着物を使い、ファスナーを開けた途端に懐かしい思い出が蘇ります。
小物ポーチやコサージュ
小さくなった裂織りのハギレまで使い切って、大切な着物を最後の最後まで活用します!
着物のリメイク工程
1.デザインのご提案
着物に汚れや痛みがないかを確認して、どんな作品がどのくらい作れるかをご提案いたします。バッグの大きさや洋服の仕様など細かく聞き取りをさせていただきながらデザインを確定しますが、着物の状態によってご希望にそえない場合もありますのでご了承ください。
2.和服の解体・洗浄
全部の縫い目を解いてバラバラにし、洗濯機で洗ってアイロンをかけ布地を整えます。
古い着物で汚れが多い場合は、洗浄を何度か繰り返して綺麗にします。
3.着物を裂いてよこ糸にする
着物を7mm幅のテープ状に裂いて玉巻にし、裂織りのよこ糸として使える状態にします。
4.裂き織り
卓上織り機を使い、たて糸にはシルク素材・よこ糸に反物を割いたものを織り込む「裂き織り」を行います。着物地の時と表情が打って代わり、裂織りならではの独特な風合いが生まれます。
5.縫製
バッグや小物は歌川が、洋服は縫製のスペシャリストrocoが担当いたします。
織地のどの面を何に使うのか、入念に計画を立ててから縫製に入ります。
元の着物地を最大限に生かしつつ、美しい作品に仕立てるのが腕の見せ所です。
6.完成して納品
作品制作に約2ヶ月ほどかかりますので、お時間の余裕を持ってご注文ください。
【参考記事】
➡️形見の浴衣が裂織りバッグに大変身〜!250cm織地でバッグ3個+巾着袋で、捨てる所ほぼ無しだ〜!
裂き織りバッグをオーダーしたお客様の声
バッグ、無事に届きました☺
受けとったときに、思いのほか軽くてびっくり💦
開けてみたら、画像で見るより、華やかな出来栄えに、さらにびっくりしました😆
さすがですとしか、言いようがありません✨
以前買ったバッグは、いろんなところで褒められるのですが😄、きっとまた出先で、いろんな人から声をかけられると思います!
オーダーの手順
1.和服の状態を確認(基本的に、お会いしてその場で実物を確認します)
2.服やバッグのデザインを検討
3.料金と納期を確定して代金のお支払い
(ご入金を確認して作業に入ります。制作に入ってからのキャンセルはできません)
4.途中経過を報告しつつ制作
5.完成、納品(完成まで2か月程度かかりますので、お時間の余裕を持ってご注文ください)
オーダー申し込み方法
お問い合わせフォーム にてご連絡ください。初回お打ち合わせ日程を決めます。
反物を自宅アトリエ、もしくはレッスン会場や展示会会場までお持ちいただき、具体的なデザインの検討をします。(着物の状態によっては、ご希望に添えない場合もあります。相談は無料)
自宅への配送も可能ですが、配送中の事故による破損や紛失は当方は責任を負いません。送料はご負担ください。
料金
基本料金55000円(和服解体、洗浄、デザイン、縫製代)
デザインや仕様によっては別途追加料金がかかることがあります。
制作前にお見積り後、確定した料金をお知らせいたしますので、内容をご確認の上お支払いください。
※完成品を配送にてお届けする場合は、送料をご負担いただきます。
(2024年5月、芦屋の2人展にてオーダーいただいた場合は送料無料!)
決済方法
お振込み、もしくはクレジットカード(1回)払いにてお願いいたします。
キャンセルポリシー
デザインが確定しご入金確認後すぐに作業に入りますので、制作途中でのキャンセルや返金はできません。
細かく聞き取りをさせていただき内容に合意してから制作に入りますので、完成後作品についてのクレームや受け取り不可は厳禁とさせていただきます。