【開催レポート】長井睦美・歌川智子2人展「MagicHands」(2024年5月7日~11日)

前回、2年前の関西初個展にて「また芦屋に来てね」と言われたものの、その時は再び展示会ができるとは思っていませんでした。

今回は、ユニバーサルデザイナーズ協会代表理事の長井睦美さんとの2人展。長井さんと一緒だったからこそ、こんなに短期間で再び関西にて展示会を開けたのだと思うと感謝しかありません。
私、歌川にとっても毎年恒例の「いとへん+」3人展はあれど、2人展の経験は20年ぶりくらい。いつもの個展とは違った相乗効果を経験出来ました。

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初めての関西2人展

2022年夏、芦屋にて個展を開催する前は「関西での展示会は最初で最後」だと思っていました。
この時、土地勘もない場所での個展開催に不安でいっぱいだった私は、ユニバーサルデザイナーズ協会代表理事の長井さんが生徒さんをたくさん連れて見にきてくださったことですごく勇気づけられました。
そして、長井さんも私の個展から刺激を受け「自分の作ったものを、地元のギャラリーで私のことを知らない人にも見てほしい」ということで、ならばこの会場で2人展を!と自然な流れになりました。

(2022年関西個展の様子)

地元・芦屋を中心とした豊富なレッスン経験とプリザーブド作品の多様性が群を抜いている長井睦美さんと、展示会経験が豊富で手織りの第一人者、さらなる新境地開拓を目指している歌川智子の2人展。

とはいえ、長井さんは初めての展示会。私も2人展はかなり久しぶり。
テーマを決めてDMを作り、SNSだけでなく情報掲載してくれる地域ミニコミ誌を探して…。
自分1人だけでやるのではなく2人でやるので、誰が何をどこまでやるのか…。内容を何度も確認する必要がありましたが、長井さんは展示会の前後も多忙を極めていたこともあり、準備段階はかなりバタバタした時期もありました。

まさかの初日

経験豊富な2人ですが、渾身のディスプレイが完成し無事初日を迎えて安堵したのは言うまでもありません。そして準備万端整い、あとはお客さんがいらっしゃるのを待つだけ!

……。あれ。オープンしたのに待てど暮らせどお客さんが来ない。
そう。初日はゴールデンウイーク明けの5月7日。皆さん、連休を満喫した疲れなのか日常生活に戻って足早に通る人が多く、ギャラリーに目を向けてくださる方はほとんどおらず。。。

まさかの売り上げゼロ。展示会初日に来客無しっていつ以来?かろうじて長井さんのお客様が来られましたが、これが最終日まで続いたらどうする?さすがの私も不安に襲われ、久々に寝つきの悪い初日でした。。。

胸をなでおろす日々

2日目以降は、それぞれの生徒さんだったり、関西のイベントにいつも来てくださるお客様や、地元の方が通りがかりに立ち寄ってくださって勢いを取り戻し感謝感激の日々。
ギャラリー内に賑やかな声が戻って本当に嬉しかったです。

会期中に、2回訪問してくださった方もいらして感激しました。
芦屋在住である長井さんとお客様の地元話を聞いていて、前回の個展では見れなかった微笑ましい光景に、今回は2人展にして良かったと本当に思いました。

またお会いしましょう

前回もそうでしたが、初日を迎えるまでは不安でどうなるかと思うのに、最終日になると寂しさとやり切った満足感で胸がいっぱいになります。

半年以上前から準備が必要だったり、1週間ホテル滞在したりすることを考えると「ここでまた展示会が出来るだろうか?」と逡巡しますが、条件が整ってくれさえすれば、すぐにでもまたやりたい気持ちでいっぱいです。

関西で次、いつ展示会を開催するかは現在決まっておりませんが、またいつかこの場所に戻って来させていただけるよう、日々精進していきたいと思います。

 

ご来場いただいたみなさま、遠方より応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

そして、一緒に2人展を開催してくださったユニバーサルデザイナーズ協会代表理事の長井睦美さん、ご一緒できて本当に良かったです。閉店後、飲み交わしながら語った日々は宝物です!また機会がありましたら何か楽しい計画をしましょう。本当にありがとうございました。この場にて改めて御礼を申し上げます。